京都をつなげる30人

~「京都から日本を、世界を変えたい」

【 オープンセッション 】2020.1.28 @京都市役所

All京都で就職・起業サポートチーム編

「つなげる30人」の一番の肝とも言えるのが、オープンセッション。

プロジェクトメンバー)京都市観光協会:加藤 郁理さん、フラットエージェンシー:吉田 創一さん、京都信用金庫:児島 信章さん、積水化学工業:岩根 和良さん、Connect Kyoto:佐近 朱美さん、京都大学:細川 千夏さん、taliki:中村 多伽さん、スポーツX:高橋 純一さん、ハピネス子ども食堂:宇野 明香さん

オープンセッションとは?

オープンセッションとは、「つなげる30人」から生まれたプロジェクトが新たに招き入れるステークホルダーに対して、ファシリテーションスキルを発揮し、対話する場をつくるというもの。

「京都をつなげる30人」から生まれた7チームそれぞれが、自分たちの力でオープンセッションを開催しました。

4つ目のチームは「All京都で就職・起業サポート」チーム。

これまでのチームと違って、このオープンセッションの主役となる参加者は、現役大学生約15名。

熱い想いを持った、フレッシュなエネルギーで会場が満ちていました。

アイスブレイク 〜 ペアで褒め合い

今日はどんなことが行われるのか?というすこしの緊張感を解きほぐすため、ペアを組んで「お互いのファッションを褒めあう」からスタート。初対面の人も多い中、笑いがこぼれ、言葉にして褒めあってる内に、一気に打ち解けた雰囲気へ。

明るい雰囲気を保ったまま、次は自己紹介。

さすが優秀な大学生ばかりで、しっかりと自分の言葉で「何に興味があって、どんなことをしているのか」話してくれました。

続いて、「卒業後(あるいは今後)京都に残りたい気持ち」の強さでグループ分けをします。

絶対に残りたい!という気持ちの学生は4名ほど。大半は緩やかな気持ちなことが伺えました。

テーマの共有

プロジェクトメンバーから、「どんな想いで、どんなことに取り組もうとしているか?」を共有。

─── 京都は大学生の人数が全国5位だからこそ、残留率も低くなってしまう。けれども、背景の違うメンバーそれぞれが京都で仕事をしている中で、京都に同級生が残っていないことや、京都で新しい企業が盛り上がってこないこと、優秀な大学生が京都での就職・定住を選べないことに対して、寂しさや課題を感じている。京都は、何かを挑戦したい人にとって、良い場所なのだろうか?


─── 京都に住み、働いている私たちが、できることは何か? 「やりたいことが明確・不明確」×「京都へのこだわりが強い・弱い」の軸で分けて考えてみた時に、「やりたいことがある程度見えてきていて」×「できれば京都であれば良い」という学生に対してできることを、今日は一緒に考えていきたいです。

あなたの気持ちを教えてください!

こんなものがあったら、京都に(もっと)残りたくなるのに!」を話題に対話。

京都で挑戦する想いの支援だけでなく、生活・住居・交通の支援が欲しいなど、とてもリアルな声が出てきました。

京都に残りたいグループ

・住居手当

・自分が起業するとしたら、人と人との繋がりを提供してくれる場所

・東京との交通費の補助

・ロールモデルになるような企業がサポートしてくれるサービス


どちらかというと京都を出たいグループ

・京都の企業を知る機会

・生活費の支援

・愛着の沸く環境・コミュニティ

あなたのアイデアを教えてください!

アイデア出しの問いは、「京都でやりたいことを実現する人を増やすには?

グループもシャッフルして、自由にアイデアを発散させていきます。

・まだやりたいことが見つかっていない学生も多い。色んな業界の企業が一堂に集まるイベントはきっかけになるかも。

・やりたいアイデアがある学生にとっては、ビジコン等の資金提供があると嬉しい

・企業側からも「こういうことをやってほしい!」と投げかけてもらいたい

・京都の歴史とビジネスをつなげて、面白い価値を創造したい

・自炊などの生活費がもっと安くなると助かる

対話の時間が足りないくらい、テーブルごとに盛り上がりました。学生のみなさんが実際に直面していることだからこそ白熱した対話になっていたように感じます。

クロージング

京都で挑戦したい人に何ができるのか? そのアイデアを見つけるためのオープンセッションでしたが、参加した大学生にとっても自分自身を振り返ってこれからを考える、とても良い時間となったようです。最後にみなさんから一言ずつ感想をもらって終了です。

・いま三回生でこれから就職を考えてるところだったので、普段出会えない大人に出会えて刺激的でした

・もともと起業したいと思っていたけど諦めていた。けど、今日来て、やっぱり起業したいなと思いました。

・挑戦したいイケイケの学生だけを繋ぐのは勿体ないと思った。学生支援の幅が広がってくれると嬉しい。

・今日出たアイデアが実際にどう活かされるのか、本当に楽しみです

・今日の15人の中でも自分と同じことを思っている人がいた。もっと人数がいたら、もっと同じことを思っている人と出会えるのかなと感じた

このオープンセッションを踏まえて、Day5以降ではいよいよ、具体的なプロジェクトの事業スキームを創りあげていきます。

どんな「All京都で就職・起業サポート」事業が生まれるのか? ご期待ください!

text:内 英理香photo:梅村 武之
post:2020.3.6

【 オープンセッション 】2020.1.28 @京都市役所

街の百貨店化チーム編

「つなげる30人」の一番の肝とも言えるのが、オープンセッション。

プロジェクトメンバー) 阪急電鉄株式会社:妹尾 信吾さん、アミタホールディングス株式会社:諏訪 楓子さん、宍倉 恵さん、株式会社ヒューマンフォーラム:大槻 彦吾さん、金山 和樹さん

オープンセッションとは?

オープンセッションとは、「つなげる30人」から生まれたプロジェクトが新たに招き入れるステークホルダーに対して、ファシリテーションスキルを発揮し、対話する場をつくるというもの。

「京都をつなげる30人」から生まれた7チームそれぞれが、自分たちの力でオープンセッションを開催しました。

3つ目のチームは「街の百貨店化」チーム。セッションの様子と内容を見ていきましょう。

「阪急西院駅を中心にした、SDGsで繋ぐ人と街」

をテーマに開かれたセッション。京都紋付合同会社なんかしたい食一高齢者福祉施設 西院京都市右京区役所大学生に加えて、なんと西院が地元の高校生も参加!! 計15名ほどの方が参加くださいました。

特徴自己紹介

プロジェクトメンバーの自己紹介をした後に、みなさんお一人ずつからも自己紹介です。

Day3セッションでも「京都をつなげる30人」を1チームにまとめ上げてくれた、ヒューマンフォーラム:大槻さんの投げかけにより、「共感の生まれやすい」特徴自己紹介をみんなでしていきます。

・じっとするのが苦手で、話を聴く時に大きく頷くので、首と肩の凝りがひどい○○です!

・世の中を黒染めで真っ黒に染めたい○○です!

・年間330日この服装で生活している○○です!

などなど・・・どなたの自己紹介も笑いが起こるものばかり。トップスピードで場が温まり、参加者同士の距離がグッと近くなるのを感じます。

イントロダクション

プロジェクトメンバーの阪急電鉄:妹尾さんから、このプロジェクトが生まれた背景が語られます。

─── プロジェクトの始まりは、私の務める阪急電鉄の持つリソース 「駅」 を活用して何かを創り出すことでしたが、対話を通して見えてきたのは、「駅を中心に、すでにあるものを結びつける」構想でした。


─── 移動のインフラとして駅を捉えるのではなく、新たなコミュニティの単位として駅を捉え直す。その切り口を SDGs×阪急西院駅 としてみたい。


─── 西院は、ビジネス街でもあり、居住のまちでもある。その両方があるまちの中心で共助の関係を紡いでみたい。

参加者のみなさんを知りたい!

すでに西院駅で活動している参加者さんが、普段どんな取り組みをしていて、どんな課題や問題を抱えているのか。

繋がることの可能性・課題を話し合うことから始めていきます。

衣、食、教育、福祉。


どの取り組みも本当に素晴らしい一方で、それぞれ課題も抱えていること。

西院駅という近いエリアで活動しながらも、実は互いを知らなかったこと。

繋がることによって直ぐに何か出来そうなことが、見えてきました。


さっそく「それなら一緒にやりましょうよ!」「妄想が広がりますね!」と声があがります。

「共感をベースに、無理をせず、本職や生活の延長線上で」

「友達を増やしていくような感覚で」

「自分一人でできない大きなことが出来れば」


と、協働で大事なことも自然と言葉にしあいながら、参加者みんなでの対話に入っていきます。

ワールドカフェ

繋がるメリットの具体案・デメリットを打ち消す具体案」を、ワールドカフェ形式で話し合っていきます。共有されたアイデアをご紹介。

・西院駅を中心に活動している人たち同士で、互いの活動を知るために、駅に掲示板やスペースが欲しい

・西院駅にフリースペースを作り、定期的に交流して横の繋がりを生む場とする


・駅をリサイクル回収拠点とし、その回収で高齢者の雇用も生む

・昼間営業していない飲み屋さんを、共同で間借りしてコワーキングスペースや子ども食堂をしたりする


・西院を「黒い街」としてブランディング(駅にブラックボックスを置き、古い服を回収して黒染めして再販売)

・京都で1番小さな立ち飲み屋さんを貸し切って、黒いユニフォームを着る

クロージング

オープニングから「一緒に何かしたい!」「みんなで西院を良くしたい!」と、高い熱量を持ったみなさんが想いを共有し繋がりあう日になりました。

みなさんから一言ずついただいた感想をご紹介です。

・すでにプロジェクトが始まりそうな、勝手にどんどんやっていきそうな予感を感じた

・自分の仕事(シェアサイクル)もプロジェクトに絡めていきたい

・高齢者福祉施設で働くものとして、おじいちゃん・おばあちゃんの出番や役割も考えてあげたくなった


・すこししか今日はまだ話せてないけど、これから西院がどんどん良くなるんやなと感じて、期待しかないです

・こんなに西院をコアに考えたことは無かったけれども、西院から妄想がどんどん広がってきた

・直ぐにどうやったらビジネスになるか?を考えがちだけれども、今日は柔軟な発想をする場でとても良かった


・西院には飲み屋が多いことを活かして、プロジェクトが始まっていってくれると、参加しやすい人も多いのではないかと感じた

・西院に住んでる人たちが、駅で新しいことをパッてやるってことが出来るようになると、他の駅にも広げていける、そんな今後の可能性も感じた

そして、プロジェクトメンバーから参加者へのメッセージを共有して終了です

─── イベントでの繋がりだけでなく、日常の繋がり・接点にも目を向けていきたくなりました。たとえば、駅前に飲み屋さんが多いことを活かして、一緒にごはんを食べながら話していたことを小さく実験してみる。あと、多世代の繋がりをもっと繋いで楽しめると、日常はもっと楽しくなるはず。


─── 地域の人たちが「西院好き!」ってもっとなれる。そんな魅力を、今日はたくさん聴かせてもらった対話の中から感じていました。今日来てくださった皆さんと一緒になって、このプロジェクトを育てて広げていけたら嬉しいです。引き続き宜しくお願いします!

このオープンセッションを踏まえて、Day5以降ではいよいよ、具体的なプロジェクトの事業スキームを創りあげていきます。

どんな「街の百貨店化」事業が生まれるのか? ご期待ください!

text:内 英理香photo:東 信史, 水上 悦雄
post:2020.2.12

【 オープンセッション 】2020.1.28 @京都市役所

社員シェアリングネットワークチーム編

「つなげる30人」の一番の肝とも言えるのが、オープンセッション。


オープンセッションとは?

オープンセッションとは、「つなげる30人」から生まれたプロジェクトが新たに招き入れるステークホルダーに対して、ファシリテーションスキルを発揮し、対話する場をつくるというもの。

「京都をつなげる30人」から生まれた7チームそれぞれが、自分たちの力でオープンセッションを開催しました。

2つ目のチームは「社員シェアリングネットワーク」チーム。セッションの様子と内容を見ていきましょう。

プロジェクトメンバー) 合同会社カーニバルライフ:山下 比佐暢さん, 希望結社ツクラム:西森 寛さん, 京都をつなげる30人運営メンバー:内 英理香さん

「皆が皆のキャリアを応援し合えるようになるために」

をテーマに開かれたセッション。経営者・上司の立場から人材育成を考えていらっしゃる方子どもの教育に携わる方独立してフリーランスとなり自身のキャリアについてお考えの方など、多様なバックグラウンドを持つ約20名の方が参加。


イントロダクションでは、プロジェクトメンバーからキャリアについての想いと主旨が語られました。

社員シェアリングネットワークとは?

─── 働いていく中で、いつの間にか他人軸で働いていたり、「何のために働いていたのだろうか?」と考えたり。自分自身がそうでなくても、周りに一生懸命働いて成果も出しているけれども何かしんどそう、という方がいらっしゃるのではないでしょうか?


─── 本当にやりたいこと を見つけるために、仕事以外の時間を副業のように使える人はまだまだ限られているので、仕事の時間内で今の仕事とは別の体験が出来れば、本当にやりたいこと を見つける助けになるのではないか、と考えてこのプロジェクトを旗揚げしました。


─── このような経験を通して、本当に自分の内面を掘り下げることができれば、実は転職という方法を選ぶのではなく「今の仕事・職場でもっと自分の力を発揮して頑張ろう!」と前向きな気持ちを新たに持つ方も多くいるのではないか?

京都の人事部

─── 従来の一方通行の出向という形ではなく、と考えながら、これまでいくつかの企業にヒアリングに行った中で見えてきたのは、京都のいくつかの企業間で「顔の見えるネットワーク」をつくって双方向に人が仕事・キャリアをお試しできる仕組みとして動かすだけでなく、社員の行き来だけではない、働くことに対する付加価値を提供できるネットワーク がつくれるのではないか?と、社員シェアリングネットワーク から 京都の人事部 へとコンセプトを 広げて考えています。

このオープンセッションでは、京都の人事部 というコンセプトを中心において、どんな付加価値が生み出せるのか、参加者全員で話し合っていきます。

参加者のみなさんにも実体験から共感するところがあるようで、大きく頷かれている姿が印象的でした。

自己紹介 〜 グループダイアログ

プロジェクト概要の説明が終わったところで、参加者お一人お一人の自己紹介です。

普段何をしているのか?なぜ今日ここにご参加していただけたのか?をお話しいただきました。

お互いについて知り合ったあとは、2つの問いについて対話しました。

設定した問いと、その問いに対するアウトプットをご紹介。


問い:

自分がどんな風にキャリアを築いていければ最高か?

・バッターボックスに立たせてもらえること

・自分の視野を広げてくれる機会があること、新しい世界にも取り組めること

・自分自身の視野の広がりと、出会いから偶発的に生まれる新しいアクションとのつながりの中から、インタラクティブにキャリアが作られる


・未来でどうなりたいか?よりも、いまどう在りたいか?が大事

・いまの状況の中でどう楽しむか?いまをどう喜べるか?がとても大事

・キャリアを形成する上で、「何をするか?」よりも「誰とするか?」が大事

・働いている職場によって、キャリアについて考える機会が多かったり、逆に少なかったりするので、周りの環境がすごく大事


・やりたいと思っていなくても、誰かに背中を押してもらってチャレンジしてみることが、新しい好きをつくる

・男性は仕事のことを中心にキャリアを考えるけれども、女性は人生全般を含めてキャリアを考えることが多い

・キャリアと聞いて、階段を上がっていくようなイメージはなく、出会ったものからインスピレーションを得て広げていくようなイメージ


・今後はより、フリーランスのような自立分散型にシフトしていくのではないか?

・自分のミッションと組織のミッションが合う形で働くことが出来れば良い

・自立と言いながら、組織からすると個人にあまりに勝手なことをされると困るので、その折り合いをどうするか?


次は、「みんながみんなのキャリアを応援し合えるようになるために、必要だと思うこと」を一人ずつ紙に書き、一緒に話してみたい!という人たちでグループ編成。

ブレインストーミングでアイデア出しをしていきます。


問い:

京都の人事部にどんな機能があれば最高か?

・各組織のニーズ(こんな人が欲しい、こんな風に育てたい)バンク

・京都の人事部自体で仕事を受発注できて、そこに人をアサインしていく仕掛け

・人事の契約関係などを一括して行う


・一人ひとりのキャリアに対する想い・考え・もやもやを開示し、声を出し合える場

・人と人が理解し合う、組織が人を理解するような、対面の対話の場作り


・自分を理解するメンタリングやコーチングの支援

・組織文化と、人の指向性のミスマッチングを、コーチングでフォロー


・できるだけ違う考え方を持った(子ども、学生、シニアなど)多世代の場で、新しいことを生み出すことを学ぶ

・主体性や多様性を学べる場を作る


クロージング

「キャリア」という全員にとって身近なテーマで話し合った2時間。

改めて自分自身について振り返ったり、「会社としての厳しい意見もあえて持ち込もうと思う!」「自分がどのように貢献できるか再考したい!」と、プロジェクトを本当に実現させていこうという気持ちを持って協力してくださる姿もありました。


みなさんから一言ずついただいた感想をご紹介です。

・各社違う人たちが集まって、ドアを開ける手前まで行った気がした

・すごく学びの多い時間だった、しっかり持って帰って社内で共有したい


・普段キャリアを考えることがなかったので、改めて良い機会だった

・キャリアを考えるというのは、階段を上がっていくイメージではなく、自分の輪が広がっていくイメージを感じた


・これから各社の人事部長やトップの共感を得ていくのが大事だと感じた

・仕事で人事労務をしていたので、面白かった反面、悩みも深まった(笑)


・普段「成果を求めていかに効率を上げるか」を考える機会が多いので、目に見えない価値観「こういうことを大事にしたいよね」を共有できただけでホッとする気持ちになれて、嬉しかった


・問いとして、「どんな〇〇が最高か?」と聞かれることが、とても良かった

そして、プロジェクトメンバーから参加者へのメッセージを共有して終了です

─── このセッションを通じて、働く人目線で大事なことと、参加してくれる企業にとってのメリット、この両面があるのだなと感じました。今日皆さんと一緒に発見したアイデアを活かして、今日来てくださった皆さんと一緒になって 京都の人事部 をこれからつくっていけたら嬉しいです。引き続きよろしくお願いします!

このオープンセッションを踏まえて、Day5以降ではいよいよ、具体的なプロジェクトの事業スキームを創りあげていきます。

どんな「京都の人事部」事業が生まれるのか? ご期待ください!

text:内 英理香photo:東 信史, 水上 悦雄
post:2020.2.6

【 オープンセッション 】2020.1.16 @遊子庵

映像で伝えるまち想いプロジェクト編

「つなげる30人」の一番の肝とも言えるのが、オープンセッション。

オープンセッションとは?

オープンセッションとは、「つなげる30人」から生まれたプロジェクトが新たに招き入れるステークホルダーに対して、ファシリテーションスキルを発揮し、対話する場をつくるというもの。

「京都をつなげる30人」から生まれた7チームそれぞれが、自分たちの力でオープンセッションを開催しました。

トップバッターは「まちづくり × 映像」チーム。セッションの様子と内容を見ていきましょう。

想いとデザインを繋ぐ夕べ

と題し始まったオープンセッション。まちづくりデザイン の分野でご活躍の方が15名ほど参加。

イントロダクションとして、「映像で伝えるまち想いプロジェクト」が生まれた背景がチームメンバーから語られました。

PJメンバー:京都市 伊藤さん
PJメンバー:NPO法人 遊プロジェクト京都 森田さん

─── 京都には、熱い 想い を持っている方がすごく沢山いらっしゃると感じています。


─── その中で大事だと思っているのは、どうやったらその 想い が社会に受け取ってもらえる形で伝えられるかを考え、その結果として世界が変化するようにデザインできるかを考えること。


───つまり、想い と 世界 をつなげるデザインとはどんなものか? 今日はそのテーマについて皆さんと考えていきたいと思っています。


─── 小学生のなりたい職業の上位にYouTuberがランクインする時代。映像を制作する環境は、非常に身近に簡単になりました。


─── 映像の特性として、説明や説得より共感を呼びやすいということが挙げられます。これをまちづくりに活かせないか? 皆さんなら、どんな映像で、どんな想いを伝えますか?

まずは、会場に集まった参加者でペアを組み、「私だけが知っている、自分の町のプチ自慢」をお話しいただきながら自己紹介。

京都生まれ・京都育ちの方も、他県から駆けつけた方も、皆さん思わぬプチ自慢を語られ、聞き手から「へ~!」「おーそうなんだ!すごい!」という感嘆の声が響き続ける時間でした。出だしからかなりの熱量です。

「町のプチ自慢」を語りつくしたあとの問いは、「プチ自慢を受けて、あなたならどんな映像作品を作りたいですか? タイトルで表現してみましょう

タイトルが書けたら参加者同士で見せあい、「それどういうの?」という話に華が咲きながら、「一緒に作品をつくってみたい!」と思うメンバー同士でくっついて、今回は4つのグループが生まれました。

プロトタイピング

ここから4つのグループに分かれて、映像作品を実際に創るときに必要な 絵コンテ をつくります。

ストーリーを創造する、絵コンテを描いてみるのは初体験の方も多く、戸惑いつつも、いったん描き始めるとどんどんアイデアが溢れ出てきて、どのチームも大盛り上がり!

メンバーの想いを込めて創り上げた作品を、1グループずつ発表していきます。

ほんの僅かな時間で練られたとは思えないほど、各グループとも実際の映像作品が目に浮かぶようなプレゼンが繰り広げられました。

発表された企画:

・「本来の京都が持っている静けさや暗闇が失われつつあるのではないか」という課題意識から、その大切さを見つめなおし感性を磨こうという企画

・観光地目的で京都を訪れるのではなく、「あの店のあの大将に会いに行こう!」と顔の見える関係を目的に訪れるまち京都を発信する企画

・起業家×シェアハウス×伝統を背景に持つグループメンバーから、新しい暮らしのスタイルの提案

・「香を知らずして京都を語るな」という言葉を投げかけられた女子高生が、香道を通して京都の魅力を知っていく映画

クロージング

終始対話と笑顔の途切れない2時間でした。最後に、参加者から感想をシェアいただいて終了です。一部をご紹介。

・同じ時間・同じ空間にいても、これだけ違うものが出来上がってくるものなんだと驚いた。

・たまたま集まった縁から、想いを共有して1つのものが出来上がるのに感動した。

・京都だからこその京都愛、京都の魅力を伝えたいという想いが見えた。

─── このセッションを開けて、「想像力を発揮することは、人をハッピーにする」「視点を意識した時に、まちや題材に新しい見え方が生まれる」ことを私たちプロジェクトメンバーも再実感しました。


─── また、参加くださった皆さんから、「作品をぜひ実際に形にしたい」「こんなワークショップをもっとやりたい」という熱い想いもシェアいただけて、これから事業化を目指す上で心強い仲間と繋がれたと感じています。ご参加ありがとうございました!

このオープンセッションを踏まえて、Day5以降ではいよいよ、具体的なプロジェクトの事業スキームを創りあげていきます。

どんな「まちづくり × 映像」事業が生まれるのか? ご期待ください!

text:内 英理香photo:水上 悦雄
post:2020.1.29

【 Day3 】2019.12.17

30人が1つのチームになる日 〜 オープンセッションへ

2019年12月17日@mumokuteki hall

10月29日に始まった"京都をつなげる30人"。前回(Day2)は取り組む「テーマ出し」と「プロジェクトチーム作り」を行い、8つのテーマが生まれました。


今回からは、アイデアの種を育む「発想フェーズ」から1ステップ上がって、プランニングを行う「企画フェーズ」に入っていきます。1月にテーマ毎に開催するオープンセッションに向けて、テーマとその中身を30人が協働して磨きあいました。

※オープンセッションとは?

オープンセッションとは、「つなげる30人」から生まれたプロジェクトが「つなげる30人」の外に目を向けて、新たに招き入れるステークホルダーに対してファシリテーションスキルを発揮し、対話する場をつくるというもの。


30人全員で、自分たちのテーマをイノベーションテーマとして磨く

30人全員で、これから各プロジェクトチームがそれぞれ関係するステークホルダーを招き入れて協働し、社会課題解決を本格化させていきます。

その時に重要となる「クロスセクタープロジェクトの循環フレームワーク」についてDay3では最初に学びました。

───この図では、クロスセクターでどのように協働していくのかを2重円で表しています。まず内側の小さい円は、各プロジェクトチームの中で、それぞれのメンバーがリソースを持ち寄って社会課題解決を行うという「小さい循環」です。一般的には、この内側の小さい円の協働が中心になっているかと思います。


───ですが、より持続的に、そしてコレクティブにインパクトを出していくためには、メンバー1人ひとりの個人的な立場から一歩俯瞰して、「それぞれが属している企業・NPO・行政組織にとってどんな意味があるのか」をお互いに握り合いながら進めていくことが重要です。ここをしっかりと押さえられていると、無理することなく、持続的に続けやすくなります。


─── いちばん上手く進むケースは、例えば、行政とNPOの人が企業の都合を理解して動いてあげる、あるいはNPOと企業が行政の都合を理解して動いてあげる等のように、お互いがお互いの事業を理解し合いながら、そしてそのロジックをサポートし合いながら協働していく。このようなバランスを上手く取っていくことを目指すのがポイントになります。

京都をつなげる30人の「1/30」

さて、Day3の会場はこれまでの龍谷大学ではなく、「京都をつなげる30人」メンバーである株式会社ヒューマンフォーラムのmumokuteki hallをお借りして行いました。ヒューマンフォーラムといえば社員の人財育成に熱心に取り組まれ、多種多様な社内研修を行っている事でも有名です。


そこで、「小さい循環」「大きい循環」2重円の協働に向けて、ヒューマンフォーラムらしいチームビルディングセッションを、参加メンバーの一人であるヒューマンフォーラムの人財育成部部長、げんちゃんに企画・リードしてもらいました! ずばりテーマは、「京都をつなげる30人の30分の1」。

1つ目のワークは、「偏愛マップ」。それぞれが、自分の偏愛を紙に書き出し、ペアでシェアを行いました。

大好きなことを喋るときに発せられるエネルギーは、本当にすごいものがありますね。皆さん夢中になっている顔がこぼれていました。

げんちゃんよりポイントを解説。

───みなさん、意外な一面があったり、新しい発見をしたり、共通の事を見つけたり、あるいは相手の話を聴いて自分の古くの記憶を思い出したりしたのではないでしょうか。この偏愛マップワークでは、普通に話しているだけでは見えてこない、相手の意外な一面が出てきます。


───この偏愛マップは、ヒューマンフォーラムでは、入社してすぐの「楽学塾」の研修の中で必ずやっているワークです。なぜ行っているかというと、人間は「関心を持って、知っていくと、相手の事を好きになる」んですよね。「知れば知るほど、距離が縮まる生き物だ」ということなんです。


───そうして30人一人ひとりがお互いを知っていくと、この「京都をつなげる30人」の場がもっともっと新しいものが生まれていく土台になっていくと思っています!

2つ目のワークは、「形容詞×名詞」。

形容詞と書かれた空欄に思いつく形容詞を書き、名詞と書かれた空欄に思いつく名詞を書き、ちぎって2枚に分けて、4~5人のグループをつくってでシャッフルしてランダムに手渡された形容詞と名詞に書かれている言葉を組み合わせて、それを自分のニックネームとして、そのニックネームが付いてしまった架空のエピソードを作り上げてチーム内で自己紹介をしあいます。

「具とバンズがずれた音楽」「踊る姉さん」「笑いが止まらないトイプードル」「エモい体」「たのしいハンバーグ」「静かに笑うたぬき」「二日酔いの主賓」「ムーンウォークする犬」「ハード系の裸電球」「熱狂的な唐揚げ」「ギラギラまぶしいグミ」・・・ここではもう、ドッカンドッカン爆笑の渦です。

げんちゃんよりポイントを解説。

───ヒューマンフォーラムでは、「人と人とがつながる接着剤となるのは、やっぱりユーモアだ」と思っています。ユーモアを感じて「ワァ!」ってなっている時の脳は、みんな繋がっているんですよ。一緒になっている気がするというか、リンクしているというか。その感覚を常に維持していくような心がけを出来ると良いなと考えています。


───なぜかと言うと、正解を求めようとすると頭が固くなって、「こう言わないといけない」という発想になりがちですよね。そこで、ちょっと面白いことを言ってみて皆で「ワァ!」ってなって、その空気感のままもう一度真面目な物事をとらえなおしていく。そうすると、一人ひとりの色んな発想がアウトプットされ、新しいものが生まれてくるんです。この感覚を是非覚えておいてもらえたらと思っています。


───そしてもう1つの気づきは、「アイデアとは平凡と平凡の掛け合わせで出来るんだ」ということです。「むちゃくちゃ面白いニックネームを自分で考えて自己紹介してください」というワークだと、緊張しますよね。けれども、何の根拠も無く書いたことがランダムに組み合わることによって、全く想像することも出来なかったものが生まれるのです。


───私たちも、自分らしさが掛け合わさることによって、すごいアイデアだったり、誰も想像しなかったことが生まれる。これがチームでやっている意義だと思うんです。是非この30人でやっていきたいなと思っています!


───また、「ニンゲンは、ジブンのことは見えないが、ヒトのことはよく見える生き物」です。自分で色んな事を考えても整理がつかないけれども、第三者の目から見て整理するとすごくしっくりきたりすることがあると思います。ここにいる一人ひとりが鏡になって、このプロジェクトにあの人を呼んだら良いんじゃないかみたいな接着をしていくと良いなと思っています。


───今日のテーマは「1/30」でしたが、一人ひとりが30人に対して関心を持ったり、互いに組み合わせていくことによって、1/30×30/1=1以上になると思います。Day3にして新たなスタートを切って、偶然集まった一人ひとり、30人全員で何かをつくるところに関って、一つになれたらと感じています!

30分セッション

「30人として1つになってやっていくんだ!」という気持ちが高まってきたところで、30人内での30分セッションを、8プロジェクトそれぞれで企画していきます。

「①問いを共有」「②多様な知識を持ち寄る」「③アイデアを広げる」「④アウトプットを共有する」というステップで組み立てる30分。

手法を1つに絞って、20分間のセッションを組み立てます。

「クロスセクタープロジェクトの循環フレームワーク」を意識しながら、「自分たちでやろうとしているプロジェクトについて、みんなとどんな話し合いができると、30人の持っているリソースを活かせるだろうか?」と考え、自分たちで問いをつくっていきます。

その問いについて、ワールドカフェでみんなで深めていくのか、あるいはブレーンストーミングで沢山アイデアを出してもらうのか。

それぞれのプロジェクトチームメンバーで最善のものを企画して、セッションスタートです。

門川京都市市長にも途中参加いただき、期待と激励の言葉を頂戴しながら、各プロジェクトチームの30分セッションが繰り広げられました。

ファシリテーションに慣れているチーム、参加者の協力を得ながらワークを進行していくチーム。各チームのカラーを互いに引き出し合いながら、協働作業をつむいでいきました。

イノベーションファシリテーターとして

30分セッションを終え、改めて協働を呼びかけるファシリテーションの難しさ・楽しさを感じられたみなさん。

ここで、「イノベーションファシリテーター」と「問い」について学びました。

─── ファシリテーターとして大事なことは、上手に話すこと以上に、参加者の声をしっかり聴いて解釈して捉えていくことです。


─── 何のために集まっているのかが共有され、参加者が気持ちよく自分のアイデアや物語を話せるような場になっていること。結果として、そこから出てきた様々な洞察をファシリテーター達が的確に掴み取って、それを持って次のステージに進んでいくこと。それがとても大事になってきます。


─── そしてイノベーションを起こすためのファシリテーションの難しさは、アイデア発案者の突き抜ける想いや力が大事な一方で、それがあまりにも強く押し付けられると、参加者側が自分事にすることが出来ないというジレンマです。そこで参加者に寄り添い引き出すファシリテーションが非常に重要になってくるのです。


─── 一般的には、「突き抜ける想いと力」と「寄り添い引き出す力」の間に妥協線があって、自分のアイディアを出しすぎるとみんなの意見が出ず、みんなの意見は出るけれども何となくイノベーティブなアイディアにならないという事態に陥りやすいかと思います。どうやって、この2つを高いレベルで両立するのか?


─── イノベーションファシリテーターとして重要なのは、みんなが話していくと自然と良いアイデアが出てきてしまうような、強い問いを投げかけることです。


─── 1月のオープンセッションでは、「今までだったらこのような問いで考えてきたよね」という既存の問いからもう一段階進んで、参加しているステークホルダー達が自らアイデアを出し、自らやってみたくなるような新しい問いを投げかけられるところを目指していただきたいと思います。

8プロジェクトの最前線

長かった1日も終わりに差し掛かり、それぞれのチームの最前線を共有し、この日のまとめに向かっていきます。

─── 各チームの最前線が良い感じで進んでいるかと思います。それぞれのチームがある程度アイデアが進んできて、難しさも感じつつも、こういうことをやれたら良いなということが少しずつクリアになってきたように感じます。そもそも論に戻っているのも良いと思います。そうやって根本的なところに戻ることによって革新的なアイデアが出ることもあるからです。


─── この後の時間では、「本音のところ、それぞれの人の組織にとって、このプロジェクトってどんな風に良いの?」という話をしてほしいと思っています。例えばビジコンのチームって、皆さんの善意の塊のような話し合いをしてきたと思うんですが、不動産で考えたらこれはうちのメリットだよねとか、銀行としてはこういうことだよねとか、イノベーションセンターとしてはこういうことをしていけたら良いよねという、すこしエゴもむき出しにしていただきたい。その上で「とは言え、あんまり繋がらないんだよね」という人もいると思います。「なんか繋がるんじゃないか」と一生懸命一緒に考えて、最終的に自分のチームのプロジェクトに繋がらなくても、他のチームに繋がって「実はうちのビジネスになる」という人もたまにいるんです。そういうことも含めてゆっくり考える時間を取りたいと思います。


─── まずはチームの中でベネフィットを考える。そして途中、自由に他のチームのところにも行って、そこのチームで「こんなことを自分は出来る」と言う話もしていただいて構いません。腑に落ちた状態でオープンセッションに向かって行きたいと思っています。オープンセッションでは、渋谷の場合ですと行政の方は関係する部門の方を招いて頂いたり、あるいは企業の方は自分のやっていることを分かってもらおうと言う事で会社の人を招いたりしています。


─── そう考えた時に、「自分の組織にとってこういう意味があるんですよ」と説明した方が誘いやすいと思いますので、ぜひ自分自身の「このプロジェクトがなぜ京都にとって重要なのか、こんなメンバーでやるからこんなにすごいんだよ、ちなみにこれは一歩引いて考えるとうちの会社にとってこういう意味があるんだよ」というストーリーを各自が作れる時間にしたいと思います。

チェックアウト

30人全員でアイデアを磨き、ファシリテーション実践にチャレンジし、新しいパワフルな問いと大きい循環に向き合ったDay3。

最後に、いつものように胸にある想いを共有してチェックアウト。語られたチェックアウトの一部をご紹介します。

「壁にぶつかるとウッってなるけれど、そこで分かりやすい答えを直ぐに出しちゃうのではなく、味わい楽しんでいきたい」

「オープンセッションを迎えられるのかヒヤヒヤしているけれども、自分でやりたいと思って考えている事なので、ステークホルダーに伝えていきたい」

「言語化できないモヤモヤしているところにイノベーションが隠れていると思って、カケラでも見つけていきたい」

「大爆発を起こしたい」

「1000年先までやるんだという覚悟!」

「振り返ってみて、5年くらいプロジェクトを一緒に進めている社内メンバーに対するのと、同じような温度感で30人と話すことが出来ているのが不思議だと感じている」

「自分たちで自分事とし過ぎずに、外の視点を入れていきたい」

「オープンセッションのゲストや会場を妄想していると楽しみで仕方がない」


そして。いざ、オープンセッション開催へ!

こうしてDay3に生まれ、この1月中旬までの時間をかけて、メンバー内で進化・変化してきた8つのプロジェクト。

1/16〜2/3の期間でオープンセッションを開催します。参加申込はこちらから。惹かれるプロジェクトがありましたら、ぜひお申込・ご参加ください!

text:内 英理香photo:東 信史
post:2020.1.23

【 Day2 】2019.11.12

プロジェクトの種を育む ~アイデアはじける2日目

2019年11月12日@龍谷大学。10/29に開催したDay1から2週間後のこの日、Day2のプログラムを開催しました。

Day1の最後に「チーム・個人で "自分事で起こしたい、京都でのイノベーション" をプロジェクト起案シートにまとめてくること」という課題が出され、この2週間の間にたくさんのプロジェクト案が提出されました。

Day2では、提出された各チーム・個人のプロジェクト起案シートをもとに、これから立案・実行に挑戦するプロジェクトの素案を、30人との対話を通して練り上げ磨いていきます。

※京都をつなげる30人とは?

「市民協働のまち京都で、新たな市民社会モデルをつくる」という志を共有する、企業・行政・NPO・市民など背景の異なる多様な30人が社会課題解決型イノベーションの立案・実行にチャレンジする約半年間のまちづくりプロジェクトです。

全7回のプログラムで、この30人が中心となって地域の様々なステークホルダーをつなげ、地域イノベーションを協働する次世代ネットワークを育むこと。そして「京都市のレジリエンス・SDGs」を「市民協働イノベーションエコシステム」によって具現化することを目指しています。


Schedule:【Day1】10/29 (火) オープニング・セッション【Day2】11/12 (火) プランニング・セッション【Day3】12/17 (火) オープンセッション企画・セッション【Day4】※オープンセッション実践期間【Day5】02/04 (火) プロトタイピング・セッション【Day6】02/18 (火) ビジネスモデル・セッション【Day7】03/03 (火) クロージング・セッション(19:00-21:00 最終報告会)

オープニング

本プロジェクトのプロデューサー、野村 恭彦のお話から始まります。

───前回は「問いを変え、多くの人を招き入れる」大切さをお伝えし、実際に取り組んでみて、とても苦労されたのではないかと思います。


───多くの人にとって”自分事”となるような問いをつくる。妥協するのは簡単だけれども、こだわりたい。でもこだわりすぎるとまとまらない。企業・行政・NPO/市民といったクロスセクターで、どのように折り合いを付けていくのか?


───よく互いの共通点を見つけていこうとされるけれども、実はそうすると大体丸まってしまって、せっかくクロスセクターの多様な人がいるのに、もとから知っていたようなアイデアになってしまうことが多いんです。


─── 一番重要なことは、「お互いを活かし合う」スタンスを取ること。


───例えば、行政の人が「どうやったらこの企業を儲けさせてあげられるか?」を考えたり、企業の人が「どうやったらうちのビジネスで、このNPOの事業を加速していくことができるか?」を考えてみる視点を持ってみる。


───このように、お互いが「自分を使って相手を活かしていこう」とするようなスタンスで対話をしていくと、丸く収まることなくどんどん盛り上がってくるし、最終的に他人を活かしている人が一番成功しているのがイノベーションの面白いところです。


───「なんとか自分のテーマに人を引き寄せよう!」と思いすぎずに、「あの人のテーマに自分のテーマを使ってもらおう」という風に発想してみると良いことが起こってきますので、今日はそんなスタンスでも取り組んでみてもらいたいと思います。

プロジェクト起案シート リレープレゼン

「プロジェクト起案シート」は、なんと25件も集まりました。「つなげる30人」史上、過去最多です。

皆さんの「京都をつなげる30人」への真剣さに感動しながら、1件ずつ共有してもらいました。

前回Day1のチェックアウト(会の終わりの全員の一言ずつのコメント)では、「自分が本当にしたいことは何かを考えたい」「私の持っているリソースは何か、話していきたい」と口々に話していましたが、たった2週間の間に、自分と向き合ったり、また自分の周りの方々とこのプロジェクトについて会話をしたり、想いを深く掘り下げてきてくれたことがひしひしと感じられるような、本当に一人ひとりの想いのこもった発表でした。

25ものプロジェクト起案シートがあるので、実は発表を聴きあうだけでも疲れるのではと心配もあったのですが、皆さんの熱い想いと、関西人らしくところどころに仕込まれた笑いのおかげで、真剣さと爆笑が混在したアッという間の時間になりました。

今回前に出ての発表を担当しなかったメンバーからもチェックインの言葉をもらって、Day2本格スタートの準備OK!

ワールド・カフェでゆるやかに対話をスタート

改めて、野村 恭彦から今回の対話のポイントを再確認。

───「どんな風に互いを活かし合うか?」「どんな風に組み合わせていくか?」と考える視点として、大きく2つ挙げられます。


───まず1つ目は、”企業の持つ儲ける力・仕組みを使って社会課題を解決しよう”という視点。例えば、阪急電鉄さん(※今回の参加者には、阪急電鉄からTauT(トート)阪急洛西口ご担当者さん、運輸部のご担当者さんもいらっしゃいます)のように、リソースを持っている会社は、良いプロジェクトであれば自分たちで稼ぐ力・マネタイズする力を持っている人たち。このような会社には、稼ぎどころ(マネタイズする方法)の分からない社会的なプロジェクトが組み合わさると良いですね。阪急電鉄の後押しで、TauT(トート)阪急洛西口を使ってこの社会的プロジェクトが成功すれば、TauT(トート)阪急洛西口のビジネス全体も成功に近く。企業と社会プロジェクトがサポートし合うようなメージです。


───2つ目は、”行政のロジックを作ることによって、行政の事業にしよう”という視点。子育てや教育というテーマのように、大事だけれども企業がビジネスとして動かすのは難しそうなプロジェクトは、社会的にどんなメリットがあるのかという行政ロジックをつくります。行政の事業として展開していく可能性を探るのも、クロスセクターだからこそあり得る大事な視点でしょう。


───この後の対話では、一つひとつのプロジェクトをどう現実的に成り立たせるのか、この2つの視点も意識しながら、自分を開示しつつ相手を活かすようなスタンスで取り組んでもらえたらと思っています。


───あともうひとつ、参考になるかもしれない話を。先日開催した「気仙沼をつなげる30人」の最終回で、ある参加者さんが話されて興味深かったのが「結局、地域で一番大事なのは活動量なのだ」という言葉です。その方は空き家を集めて不動産業をしようとしていたのですが、とにかく町の中の活動量が重要なKPIなので、ただ空き家を借りてもらおうとするだけでなく、その空き家の活動量がどうやったら増やせるか?というコンセプトでプロジェクトを考えていました。


───このように”地域にとって良い”というのを、経済面だけで見るのではなく、その地域に生まれる活動量を皆の1つの指標にするのも面白いのではないかと考えています。是非こんなことも考えながら対話をスタートしてみてください。

このようなポイントを押さえつつ、ワールド・カフェ ×4ラウンドがスタート。お題は「京都30ならではのテーマを作ろう」です。

本当にまだ出会って2回目とは思えないほど、お互いに打ち解けた和やかな雰囲気。

「えー、もう時間?もっと話したいわー」と言いながら、次々とテーブルを回ります。

テーブルを移るごとにアイデアや視点を混ぜあわせ、プロジェクト同士の化学反応や接点を見つけていきます。

ブラッシュアップした案を発表

ワールド・カフェによって得られた新しい発想や気づきをもとに、昼食を挟んでプロジェクト内容をブラッシュアップし、再度全体に向けてシェア。

午前中に発表されたプロジェクト案から、コンセプトがより洗練されていったり、プロジェクト同士が融合していったり、より具体的な形が浮かび上がってきたり、より発想の幅が広がったりと、わずかな時間での対話でも目に見える進化が感じられます。

市民協働イノベーションエコシステム

ここで、野村 恭彦からこのあとの考え方として「市民協働イノベーションエコシステム」についてお話がありました。

───この図の下の方の□と○は、 ”バリュープロポジションキャンパス” から借りたもので、○にユーザーのニーズを描き、□に企業が提供するサービスを描いて考えるビジネスフレームワークです。ここでポイントになるのが、〇にユーザニーズではなく社会課題と書いてあるところです。通常、社会課題はいくら解決をしてもユーザー(社会課題の当事者)がお金を直接払わないので、ビジネスがシンプルには成り立ちません。


───そこで、社会課題解決をビジネスやイノベーションの力で推進するために、この”市民協働イノベーションエコシステム”のフレームワークでは、上の△が登場します。これは、「行政と市民が協働して、解決すべき社会課題を明らかにすること」と「行政と企業が協働して、ビジネスによる社会課題解決の条件を整えていくこと」の二つの市民協働によって、行政がイノベーションのリーダーシップを取っていくことを促しています。


───地域には長期ビジョンがありますが、その長期ビジョンに合った形で市民が「この地域では、こういうことをやっていこうよ」と高いレベルで合意することを促し(※図内1)、企業がイノベーションを持って解決し(※図内2)、最終的にはそれを行政が政策にして加速させていく(※図内3)。


───この〇と□と△が揃うと、これまで社会課題は行政が税金で解決すると考えていたところから、行政・市民・企業みんなで「こういうことを目指そうよ、こういうことをしていこうよ」と協働して全体がまとまっていくことが一番大事なんだと考えられるようになります。

コレクティブ・インパクト

もう1つの重要な考え方、「コレクティブ・インパクト」についてもおさらいです。

───今まで、色んな社会課題に対してみんなで一生懸命やっていても、全体として良くなったのかどうかよく分からず燃え尽きてしまうことが、社会課題解決をしている人たちにとっての大きな悩みだったんですよね。


───その悩みに対して、ある社会課題に関してそれぞれがプロジェクト毎にバラバラに取り組むのではなく、「みんなでこういうビジョンを作って、こういう評価指標を作って、協力してやっていこうよ」と助け合うことによって、全体を良くしていくという考え方です。


───Day2で出てきたプロジェクト案で言うと、教育や観光、リサイクルといったプロジェクトを、それぞれをただ立ち上げるのではなくて「全体として、この地域の教育全体がどう良くなっていくのか」をプロジェクトを超えて考える。


───例えば、自転車のシェアをもっと広げるという案がありますが、コレクティブインパクトの視点を入れると、「地域の移動の問題をどう改善するか」を考えることになります。そのためには、複数のシェアサイクル業者も連携しなければならないし、異なるモビリティが連携し合わなければならない。「こうなっている状態」という測定可能な形に落とし込んでいき、自転車だけでなく駅やバスとも協力して取り組んでいく、というのがコレクティブ・インパクトの考え方です。


───ここに挙がっているプロジェクトの1つとしてではなく、全体として「どういったインパクトを生み出せるのか?」「この30人以外の人たちともつながっていくと、どんなことを目指していけるのか?」ということも含めて考えて進めていくことが、市民協働イノベーションエコシステムを有効に機能させていく上でとても重要になります。

怒涛の対話フェーズ

ここからは、対話を通した「市民協働イノベーションエコシステム」フレームワークの深堀、プロジェクト内容のブラッシュアップと、集中力を途切らせることなく突き進んでいきます。

プロジェクト内容のブラッシュアップができたら、各チームごとに5分間のブレインストーミング・セッションを企画して実施。30人から欲しいアイデアを定めて問いをつくり、ブレインストーミングを30人全員で行っていきます。

8チーム × アイデア10個 で80個のアイデアが、各チームに集まっていきました。どのチームにも30人全員の力を集めていきます。

これまで社会課題解決について「いかに良い解決方法を思いつくか」という風に思考を使っていたのが、


他者が持っている種に対して、どんな面白いアイデアを膨らませていけるだろうか?

その案について私が提供できるリソースは何だろうか?

どんな人を招き入れたら、より加速するだろうか?

市民・行政・企業のどの得意領域を活かしていけるだろうか?


と、今までとは全く違う回路で思考していくのが刺激的で面白く、対話による創造プロセスでそれを体験していく、まさに ”協働の価値” を実感する時間でした。

全体共有と、チェックアウト

そんな濃密な時間はアッと言う間に過ぎ去り、今日一日の成果を全体共有して、一人ひとりのチェックアウトとなりました。

Day2 - Graphic Recording

人生で初めて、本当に自分がやりたい!と思うことが出てきた

前回終了時のモヤモヤが晴れて、最後にどんなことが起こるのかワクワクしている

自分が出した案に、沢山の意見や反応をもらえたのが楽しく、とても嬉しい

といった声に加えて、


「この会場に来るまでは、”これがやりたい”ということを考えてもなかなかしっくりくるものが思いつかなかったけれども、最初に野村さんからお話があった通り、”みんなを応援しよう”と考えて今日一日を過ごしてみると、すごく自分が活きてくる実感を得られた

という声もあり、参加しているみなさん自身にとってもイノベーティブな1日・プロジェクトになっていることを、とても嬉しく感じました。

これから1か月後のDay3(12/17)に向けて、30人のみなさんには、それぞれの案をさらに磨き上げて来てもらいます。


この記事を読んで下さっているみなさまにも、「自分事として起こしたいイノベーションは何か?」を考えてみたり、周囲の方と対話してみたりしながら、次のDay3レポートを楽しみに過ごしていただけると嬉しいです。ひきつづきご期待ください!

Day2 - Short Movie
text:内 英理香photo&movie:東 信史graphic:肥後 祐亮
post:2019.11.19

【 Day1 】2019.10.29

新しい問題設定をする30人へ ~ はじまりの日

2019年10月29日@龍谷大学。渋谷区から始まった「つなげる30人(Project30)」は、名古屋市、気仙沼市と次々に広がり、この日、いよいよ「京都をつなげる30人」第1期がスタートしました。

これから半年間のジャーニーを共にする参加者32人・運営11人の、総勢43人が龍谷大学に集結。緊張と期待と興奮の入り混じった、はじまりの日の空気感をお届けしたいと思います。

参加者自己紹介

オープニングセッションは、大きな円になって一人ずつ自己紹介をするところからスタート。緊張の面持ちながらも、一人ひとりが自分の言葉で「なぜここに参加しているのか」想いを語り始めます。

京都生まれ・京都育ち・京都在住の方、仕事がきっかけで初めて京都に来られた方。地域・地元に関わりたい!という想い、世界を良くしたい!という想い。知識や経験の増えた子どもとして、歩くクロスセクターとして、祈りあるイノベーションを、感謝をもちながら。

バックグラウンドも、マインドも、キャラクターも、本当に多様な中でそれぞれが持つリソースを掛け合わせるとどのような化学反応が起こるのか? 大きな可能性を感じる、とても濃い自己紹介の時間でした。

問いを変え、多くの人を招き入れる

次に、本プロジェクトのプロデューサーである野村 恭彦から、「京都をつなげる30人」の意図とポイントのお話がありました。

───様々な社会課題がある中で、どれだけ良いアイデアがあったとしても、どれだけ一生懸命取り組んだとしても、なかなか解決しない。それは、困っている人たちに対して「どうやったら何とかしてあげられるのか?」という問いからスタートし、解決策探しをしているから。


───例えば、”再チャレンジできる社会を” という社会課題があった時に、あるビジネススクールのクラスでは「自分たちは何に再チャレンジするか?」という問いを話し合っていた。でも本当に問うべきは、「もし再チャレンジしたい人がいた時に、自分たちの会社に就職させてあげるのか?」ということだと思う。


───つまり、外側の立ち位置から解決策を議論するのではなく「もしかしたら自分たちこそが社会課題の加害者かもしれない」「そのシステムを作り上げている一翼を担っているかもしれない」という内側の立ち位置に移動し、「どうやったら自分はこの課題の当事者になれるのか?」と問いを変え、「皆が自分事にする問いとは何か?」を探り、これまで当事者にはなっていなかった多くの人を招き入れることが大事。


───発達障害の課題に対してならば、「どうやったら人それぞれもっと色んな形で学べるようになるだろうか?」とより大きな問いにシフトさせ多くの人を巻き込んでいく。このようなイメージです。


───そのために、まずは皆さん一人ひとりが「本当に取り組みたい」と思うものを、より大きな問いにシフトさせていく。新しい問題設定をして、より多くの人を巻き込むファシリテーターとなり、対話を通して解決に向けて進み始める関係性を育んでいくことを狙っています。

京都の課題と可能性

対話の基本となる傾聴について学んだ後、早速問いの共有がスタート。ファシリテータースキル [対話を開くための方法3種] [アクションにつなげるための方法2種] を体験しながら対話していきます。


最初はワールド・カフェ形式で、「京都で解決すべき社会課題は?」「京都で起こりうる新しい可能性は?」というテーマで話し始めます。メンバーの声に耳を傾けながら、互いの共通点を見つけてウンウンと大きく頷いたり、和やかな雰囲気の中、対話のラウンドが続きます。

各グループからの全体共有では、観光・モビリティ・事業継承・災害対策・つながり・京都人としてのアイデンティティ等の課題が挙がった一方で、「視点を変えると課題こそが面白い可能性の宝庫かもしれない」という声も。

自分事で起こしたい、京都でのイノベーションは?

ワールド・カフェで出た課題認識を大事にしつつも、次は一人ひとりの中にある「こういうことがしたいんだよね」という想いの多様性を大切にしながら、次はマグネットテーブルフィッシュボウルで課題を更に深堀していきます。1人ひとりが想いを書き込んだ紙を持って、互いに見比べ、だんだんと笑顔もこぼれはじめました。

そして次は、「どうしたら○○のイノベーションを起こせるのか?」という問いを立て、ブレインストーミングでアイデアを出して、ドット投票。大きな問いの設定に膝を突き合わせて熱く議論するチーム、ポンポンとアイデアを書き込んでいくチームと、カラーが現れてきました。


そして次は・・・ 即興劇の発表!

ブレインストーミングで出たアイデアを元に、「数年後、京都ではどんなイノベーションが起きているか?」を演じました。ここでは笑いあり・閃きあり。五感をフルに使って、これから京都に立ち現れようとしている兆しを感じる時間になりました。

最後に、フィッシュボウルで「京都の未来」の更なる問いを、チーム毎に。

1回目のフィッシュボウルよりも、一人ひとりから出てくる言葉には ”生の声” が漏れ出てくるようになり、問いも関係性も少しずつ深まってきていることが感じられます。

本日の対話はここで終了し、2週間後のDay2までに、チームまたは個人で「自分事で起こしたい、京都でのイノベーション」についてプロジェクト起案書を纏めて来てもらいます。

チェックアウト

チェックアウトとして、朝と同様に全員で大きな円を囲み、本日の感想を一人ずつ話してもらいました。

次は2週間後。どんな流れが生まれてくるのか、とても楽しみです。

皆さまも是非、次回以降も応援と期待の気持ちでフォローしてください!

「あっという間の1日だった」「世界・可能性が広がる、開かれることにワクワクした」「即興劇で新たな自分を発見した」という声や、「私はなぜここにいるのか」「正直、混乱やモヤモヤも出てきた」という声もあり、自分・社会課題・仕事・価値観と改めて向き合う1日になったようでした。


「自分が本当にしたいことは何かを考えたい」「私の持っているリソースは何か、話していきたい」と熱のこもった話も交わされ、初日にしてそんな風な話を出来る仲間・場になりつつあることに、喜びと感謝の気持ちが溢れてきました。

text:内 英理香photo:東 信史graphic:肥後 祐亮
post:2019.11.5

【About】京都をつなげる30人 とは?

20191029-Kyoto30_Day1
京都をつなげる30人-1期-Overview


「市民協働のまち京都で、新たな市民社会モデルをつくる」という志を共有する、企業・行政・NPO・市民など背景の異なる多様な30人が社会課題解決型イノベーションの立案・実行にチャレンジする約半年間のまちづくりプロジェクトです。


全7回のプログラムで、この30人が中心となって地域の様々なステークホルダーをつなげ、地域イノベーションを協働する次世代ネットワークを育むこと。そして「京都市のレジリエンス・SDGs」を「市民協働イノベーションエコシステム」によって具現化することを目指しています。

Kyoto30-2019-Members
京都をつなげる30人-1期-Members